ORIGIN No.04
カザミミのティオ
KAZAMIMI冒険・成長ヒーロー
いちばん大きな耳で、
なにも聞いていなかった。
最近、だれかの話を
最後まで聞きましたか?
あらすじ
風が季節を運ぶ、動物たちの大陸。
鳥も獣も、季節ごとに吹く風に乗って「渡り」をする。
高い崖の上には、風の声を聞く「風読み」の一族が住んでいる。
ティオは、その一族でいちばん大きな耳を持つ見習い。……なのに、しゃべってばかりで、風の声も、だれの話も聞いていない。
年に一度の祭りの日。「オレ様なら読める!」と、ティオは一族の家宝「風袋(かざぶくろ)」の口を開けてしまう。
あふれ出した大風に、里のみんなは大陸のあちこちへ吹き飛ばされた。大陸じゅうの風も狂い、渡りの道が消えていく。
残ったのは、ティオと、年老いたばあちゃんだけ。
ばあちゃんは責めずに、ひとことだけ言った。「迎えに行っておいで」
風読みの一族
長い耳で風の声を聞き、渡りをする種族たちに道を教える一族。大陸じゅうから頼りにされている……と、一族は思っている。
風袋(かざぶくろ)
大昔に暴れていた大風を封じこめた、一族の家宝。年に一度の祭りの日だけ祠から出される。決して、口を開けてはいけない。
いろいろな種族
森の獣、市場の商人、砂の民、渡り鳥、空に暮らす者たち。土地ごとに、ちがう決まりと、ちがう「正しさ」がある。
旅の地図
- 風読みの里
- 深い森
- 市場の町
- 砂の海
- 渡りの谷
- 雪の山
- 空の島
ひとつの土地で、ひとつの種族と出会い、ティオはひとつ変わっていく。
主人公
ティオ
- 種族風読みの一族。二本の足で立つ、金色の毛の獣
- 立場風読みの見習い。自分では天才だと思っている
- 家崖の上の里。長老のばあちゃんと二人暮らし
- 耳一族でいちばん大きい。得意なときは大きく広がり、落ちこむと垂れる。耳では嘘がつけない
- 苦手なもの人の話を最後まで聞くこと、謝ること、「わからない」と言うこと
- 目印首に巻いたオレンジのスカーフ。風読みの見習いが巻く「風見の布」で、風の向きにあわせてなびく
「オレ様にまかせとけって!」
登場人物
ばあちゃん
風読みの長老
ティオの育ての親。風袋が開いた日、岩にしがみついて里に残った。ティオを責めずに「迎えに行っておいで」とだけ言った。
ドン
深い森のクマの子
体はティオの何倍も大きいのに、とても臆病。小さいのに強がるティオと、大きいのに怖がるドン。
コン
市場の町のキツネの商人
損か得かで動く。「風読み? 聞いたこともないね」。世間知らずのティオに、外の世界の決まりを思い知らせる。
この物語から生まれるもの
STORY
第1話(準備中)
祭りの日、ティオが風袋の口を開けてしまうまで。
LINE STICKER
ティオ、まかせとけ!
「オレ様にまかせとけ!」から「……聞かせて」まで。耳でぜんぶ顔に出る、ティオのいろいろな顔のスタンプ。
MUSIC
風の聞こえる歌
知らない土地の風を、はじめて胸いっぱいに吸いこんだときの歌。